わかりやすい自賠責保険
交通事故は誰もが想定外の出来事です。
しかし、万が一に備えるための制度が日本には存在します。その名も「自賠責保険」。被害者を守るためにつくられたこの保険は、おもしろい仕組みを持っています。
自賠責保険の不思議な世界へご案内しましょう。
自動車運転者のための必須保険「自賠責保険」
〜専門用語を解説しながら一般の人に分かりやすく〜
自動車事故は誰にでも起こりうる危険なことですが、日本には「自賠責保険」という被害者を守る仕組みがあります。
この保険は法律で運転者に加入が義務付けられており、自動車を運転する際には必須となっています。
ノーロスノープロフィット=保険会社の利益追求なし
自賠責保険は一般の保険とは異なり、保険会社が利益を追求するものではありません。
保険金支払いが多ければ保険料は上がり、少なければ下がります。
この「ノーロス・ノープロフィット」の原則が適用されるのが特徴です。
共同プールで収支を均等に
複数の保険会社があっても、収支が均等になるよう保険料は共同プールに集められます。これにより、どの保険会社でも同じ条件での契約が可能になっています。
運行供用者責任とは
自賠責保険には、「運行供用者責任」という概念があります。これは事故の過失の有無にかかわらず、自動車を運行・使用していた人に責任が課されるというものです。
まとめ
自賠責保険は、一見すると難解に見える制度ですが、そのおもしろい仕組みを知れば、交通事故への備えの重要性が理解できるはずです。
被害者を守る優れた制度として、日本の自動車文化を支えています。 安全運転も大切ですが、万が一のために自賠責保険にも目を向けてみませんか。
自賠責保険が支払われない場合とは?
交通事故は誰にでも起こりうる出来事です。
そのためにある「自賠責保険」は、被害者を守る重要な役割を担っています。しかし、この保険にも様々な制限があることをご存知でしたか?
今回は自賠責保険が支払われない事例を中心に、その仕組みの裏側に迫ります。一見難解な制度を、分かりやすく解説します。
被害者の権利を守るための自賠責保険のルール
自賠責保険が支払われない主な場合
自動車運転者に加入が義務付けられている自賠責保険ですが、以下のような場合には保険金が支払われません。
支払い対象外となる運転者 ・泥棒運転など、無権限で他人の車を運転した場合
・契約者や被保険者の悪意による事故
責任が認められない事例 ・運行供用者責任が認められない事故 ・被害者の他人性が認められない事故
契約違反 ・自賠責保険契約が締結されていない場合
政府保障で補償される場合も
自賠責保険が支払われない一定の場合には、政府保障事業により同程度の補償が行われます。
被害者の権利を守る仕組みとなっています。
運行供用者責任=過失の有無に関わらず、自動車の運転者・所有者に課される責任
他人性=被害者が運転者本人ではない第三者であること
自賠責保険は交通事故被害者を守る大切な制度ですが、支払われない場合も多数存在します。しかし政府保障で補完されており、被害者の権利は最低限守られています。 難解な制度の理解を深め、事故に備えすぎることなく、気をつけすぎることもないよう心がけましょう。
